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けものがれ、俺らの猿と

.21 2009 未分類 comment(0) trackback(0)


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                    59092703_30s.jpg

昨年秋の事。
「紅葉めぐり」に連れと行った。目的地はベタもベタ、京都は嵐山である。なんせ嵐山と言えば紅葉。紅葉と言えば嵐山なのだから。

さて話はいきなりそれるが、自分と連れとは結構寺社仏閣をなんとなしに巡るのが好きで、まあいろんなところに行った。
振り返ると殆どが奈良県内ではあるが。
で、ちょっと前にも大和桜井の長谷寺に参詣した。
長谷寺は真言宗豊山派の総本山で、ってそんなこと全く知らんかったんだけど、牡丹の名所で有名なところである。
我々が行った時期は牡丹がフィーバーしてるでもなし、紅葉もまだこれから、っていう時期だった。
よって観光客もまばら。寺と本尊は山の中腹ともいえる場所にあり、その寺院のちょっとした舞台のようなところから見える景色は、そらぁ素晴らしいものであった。大きな空と山、木々がどーんと視界を埋め尽くす。それ以外には何もない。自動車や電車、おおよその文明の利器が発するノイズが全くない。
俗世界の風景はもとより、音すらここには届かないのである。
赤とんぼが恐ろしいほど飛来していた。

また本尊の仏さんも威厳たっぷりで、とりあえず無学な自分は訳も分からずありがたがっておいた。さい銭は五円。金額の大小ではないのだ。な。な。
前出の舞台のようなところから見えるもくもくと繁る木々は、そのとき一部紅葉の兆しを見せていた。
これ紅葉のシーズンにきたらええねやろなー、なんて一人ごちてみたりもした。
で、草もちを食ってその日は帰った。

さて、今回の嵐山における紅葉めぐりである。
結果からいうと最低最悪凶悪であった。
まず嵐山は明らかに観光地である。そんなところをターゲットにした自分を恨み、情けなく思った。自明の利じゃないかっ!

紅葉をのんびり眺めたいのに、いきなり前のオバハン集団が後続の人間(この場合自分と連れ)の事を全く考えずに歩みをストップし、「吉川さん!ここええわ!写真とろ」なんてやりだすし、商売気丸出しの人力車はあちらこちら、数知れず縦横無尽に疾走するし、なんとかいう有名な寺の門前で尿意を催した自分は、係員とおぼしきオッサンに
「すいませんが手洗いはこの辺りにないですかねえ」
と尋ねると、
「このお寺の中入ってすぐのところにあります」
というのでこれありがたやと使用させてもらおうとすると、
「拝観料600円払ってくださいや」
なんて言いよるんやわ。
いや、拝観も、庭園の紅葉も観ない!小便がしたいだけなの!との訴えも虚しく「拝観料が必要です」の一点張り。おんどりゃあ、なんやったらお前の目の前でずぼんもパンツも下ろして脱糞したってもええねんぞ!と絶叫しかけたが、それをすると間違いなく通報されるだろうし、そのときは便意は催してなかったのであきらめ、200米ほど先にあった無料休憩所+便所で小用を足した。

そのあとも界隈を練り歩いたのだけど、もう人、人、人が無軌道に、勝手に行きたい方へ行き、突然止まりたけりゃあ止まり、喚きたけりゃあ喚き、集合写真をいきなり撮りたくなったらいきなり撮るわで、そうすっと我々もそこを横切るのは失礼、と立ち止まると、後ろからきた人力車に轢き殺されそうになり、もはや紅葉どころではなく、まさにエントロピーは限りなく増大していた。

我々二人は、恐怖映画に出てくる、呪術などで蘇った死体のごとくボトリボトリと歩みをただ進めていた。

そんで気づけば、なんだか知らんがタレント及びタレント事務所が経営する土産店が軒を連ねる一角にさしかかり、梅宮辰夫の標本から型を取った蝋人形が店頭に放置してある気色の悪い漬物屋などの前を通り過ぎ、はっきり言って我々の精神は破綻状態にあった。

紅葉がよく見えるというボートに乗るにも法外な金銭を要求されるし、名物と言われるトロッコ電車乗り場に行くも、次の電車は46分後で、すでに立席の分しか切符は残ってないとかいうし、とにかくどこにでもいるオバハンは、見てるだけでムカつくし、ウキーウキーってなんだかオバハン皆が猿に見えてくるし、また小便はしたいわで、もうええわい。勝手にさらせ。こうなったらおれにも考えがある! と日も暮れぬうちに大阪方面に向かって阪急電鉄に乗り込んだのである。ネガティブな考えがあったものだ。

観光としての紅葉。
これすらまともにできぬおれは、これからの人生の荒波をうまく乗り切っていけるのだろうか。

んにゃ。そんな波には乗る気はないんだけどもね。ははは。
と笑うも虚脱。


ちなみに前出の長谷寺の紹介HPのリンクをいちお、貼っておきます。ここで紅葉見りゃよかった。
   ↓
http://www.hasedera.or.jp/
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